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【顔面神経麻痺】夜中に目覚めると顔の左半分が垂れ下がっていた
顔面神経麻痺で来院された男性(50代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
3か月前帯状疱疹を発症し、強いめまいと顔の左半分が垂れ下がる。
2度入院し投薬治療を継続中。
来院時は発症から4か月経過。左顔面の麻痺が顕著で、表情を作ることができず、目が閉じないため涙があふれる。めまいも続いており車の運転ができない状態。
来院に至るまでの経緯
3か月前に左耳の痛みと頭部の水疱ができ耳鼻科を受診し帯状疱疹と診断される。
2日後、夜中に顔の左半分が垂れ下がり、強いめまいを発症し救急搬送された。脳に異常はなく帯状疱疹が原因であるラムゼイハント症候群による顔面神経麻痺と診断され2週間入院した。入院後も強いめまいと吐き気が収まらず転院し1週間入院する。
退院後に医師から、顔面神経麻痺は3か月で治ると言われ投薬治療を継続したものの、顔の麻痺はほとんど改善せずめまいも伴う。
インターネットでラムゼイハント症候群の治療法を探していたところ当院のサイトを見つけ、来院された。
検査と所見
初回検査結果、所見は以下の通り。
- 柳原40点法にて9点(重症)
- 左胸鎖乳突筋の過緊張
- 左大胸筋、右肩甲挙筋の緊張
- 左側頸部の緊張
- 左頬部の圧痛
- めまい
検査、所見結果の分析により、右側頸部、肩部の筋緊張が原因と判断。
施術内容と経過
首や背中、耳の周りの筋肉の緊張を解きほぐすことを目的に施術を行った。

初回の施術で、顔面神経麻痺やめまいと関わりの深い首、肩、背中、耳の周りを注意深く観察したところ、麻痺側の筋肉に明らかな緊張が複数認められた。
まず胸鎖乳突筋を広範囲で緩めるため手と足の先にあるツボに鍼を行った。さらに耳周辺の強い筋肉の緊張を緩めるために腰にあるツボに鍼をしたところ、麻痺側の首の筋肉が緩んだことを確認。背中の広範囲にも強い緊張が顕著であったため、肩甲骨外側にあるツボに鍼をした。初回施術時には変化が認められなかったが、翌日には顔に少し力が入る感覚があったとのこと。
同様の施術を週2回継続したところ、6回目の施術時にはめまいが軽減し、車の運転も可能となり、涙の量も減少。顔の垂れ下がりもほとんど気にならなくなった。
2か月目から週1回の施術を行ったところ、徐々に顔の表情が出始め、3か月、16回目の施術の時点で見た目にはほとんど気にならないところまで回復し、施術を終了した。
使用したツボ
以下ご本人のメッセージ
長期間薬を飲みながら、強いめまいと顔面麻痺の治療をしていましたが、症状が一向に改善せずこのまま治らないのではないかと、大変不安な日々を過ごしていました。
他に治療法がないのか調べて鍼治療に出会いました。鍼治療を始めてから徐々に顔が動き始め、めまいも軽減していきました。治療を続けるうちに次第に顔が動かせるようになり、見た目も気にならにほどに回復しました。
先生は毎回丁寧に症状を確認し治療をしてくれました。大変感謝しています。ありがとうございました。
院長からのコメント
初回の来院時にはすでに発症から4か月近く経っていて、顔が垂れ下がるほどの顔面麻痺が見られたが、首や背中、耳の周りの筋肉の緊張を解消することでしっかりと症状が改善することができた。
顔面神経麻痺の症状も発症から時間が経過するほど回復までの時間がかかるので、薬の治療で変化が見られないのであれば、多方面からのアプローチを早い時点で検討することが症状改善の有効な手段であると思う。
今後も予防のためにしっかりとサポートを続けさせていただきます。
顔面神経麻痺でお悩みなら…
顔面神経麻痺について解説しているこちらのページもお読みください。



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