お気軽にご相談ください!
【顔面神経麻痺】味覚障害を伴う顔面神経麻痺
顔面神経麻痺で来院された60代女性の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
3か月前に風邪のような症状が数日続いた後、突然右側の顔が動かなくなり、まばたき時に目が閉じきらず、口角が下がる。また、右側で物を噛む際に味覚に異常を感じる。
来院に至るまでの経緯
看護師として勤務している職場の病院に受診したところ、そのまま入院となり、1週間ステロイドの点滴治療を受ける。退院後も投薬治療を継続したものの、発症時に比べて症状は軽減したが大きな改善は感じられなかった。
知人から顔面神経麻痺には鍼治療が効果的だと聞き、主治医に相談したところ同意を得られたため、娘さんにインターネットで当院を調べてもらい、来院された。
検査と所見
初回検査結果、所見は以下の通り。
- 柳原法 9点
- 味覚障害あり
- 右側胸鎖乳突筋部の緊張
- 右側肩甲間部の緊張
- 右側顎関節の違和感
施術内容と経過
首や肩、背中の筋肉の緊張の緩和を目的に施術を行った。

初診時、右側の顔はまばたきで目が閉じきらず、口角もやや下がっている状態。また右側で物を噛む際に味覚の異常を感じる。顔面神経麻痺と関連の深い首や肩、背中の状態を確認したところ、首と背中に強い筋肉の緊張があった。
施術では、首の筋肉の緊張を緩めるため手にあるツボに鍼をしたところ、首の前側の筋肉が緩んだことが確認された。さらに肩甲骨の内側や顎の動きにも異常があったため、腰のツボに鍼をすると顎の動きが改善された。首回りや肩甲骨周辺を緩めた後、麻痺側の顔が軽くなり血流が良くなった感覚があるとのこと。
同様の施術を週に1回行い、5回目の施術時には味覚の違和感がほとんどなくなる。8回目の施術時には目もしっかり閉じられるようになり、まばたきのスピードも左右差がなくなる。12回目の施術時に最後まで残っていた口元の違和感がなくなり、施術を終了した。
使用したツボ
以下ご本人のメッセージ
最初は薬を飲み続けていてもなかなか症状が改善されず、このまま治らないのではと不安な毎日を過ごしていましたが、1回目の鍼治療で効果を感じて、とても驚きました。
鍼治療を始めてから顔の動きや味覚の違和感が徐々に改善し、治療を受けて本当に良かったです。先生にはとても感謝しています。
院長からのコメント
顔面神経麻痺の症状と言えば表情筋が麻痺することで顔が動かなくなることが代表的だが、味覚の異常を訴えることもある。これは顔面神経の一部が味覚を司っているためである。鍼治療によって筋肉の緊張を緩和し血流を改善することで、筋肉の緊張により圧迫されている顔面神経が正常に機能し、表情筋の動きの回復とともにしっかりと症状を改善することができる。
今後も患者さまの症状に合わせた丁寧な施術をしていこうと思います。
顔面神経麻痺でお悩みなら…
顔面神経麻痺について解説しているこちらのページもお読みください。



医師や研究者からも注目される新発想の鍼技術を一度は体験してほしい…
そんな想いから生まれたキャンペーンです。
今月のご予約枠
ご予約多数のため、新規受付枠が少なくなっております。ご希望の方はお早めにお問い合わせください。
初回は1日2名まで


根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は問診・検査の入念な準備も必要になるため、初診受付は1日2名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。